新しく薬学科4年生の学生が薬物送達学分野に配属されました!
ようこそ。
ようこそ。
ようこそ。研究テーマや研究業績について更新しました。
ようこそ。
ようこそ。研究テーマや研究業績について更新しました。
ようこそ。
Improved drug transfer into brain tissue via the "nose-to-brain"approach using suspension or powder formulations based on the amorphous solid dispersion technique.
European Journal of Pharmaceutics Biopharmaceutics 185: 137-147 (2023).
(以下、論文の内容になります)
本研究は、脳組織に薬物を効率的に送達するための経鼻製剤の開発に関するものです。私たちの研究グループは、難水溶性薬物を水溶性ポリマーの中に分散させた固体分散体という製剤技術を用いることで、薬物の溶解性を一過的に向上させ、薬物分子を効率よく脳組織に送達できることを報告しました。固体分散体用ポリマーのスクリーニングや物性評価、スプレードライ法による粒子径の細かい経鼻投与製剤の調製を報告しました。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0939641123000504
ようこそ。研究テーマや研究業績について更新しました。
Arbekacin-loaded inhalable nanocomposite particles specific to Pseudomonas aeruginosa prepared using a two-solution mixing-type spray nozzle.
Biological Pharmaceutical Bulletin. 46(2): 201-208 (2023).
(以下、論文の内容になります)
本研究では、2液混合型スプレーノズルを用い、抗菌薬であるアルベカシンを高濃度に包含したナノ粒子をさらに賦形剤であるマンニトール粒子に分散させたナノコンポジット粒子を、わずか単一工程で調製できたことを報告しました。以前の検討でも抗結核活性をもつ糖派生物の包含に成功しています。今回は、院内肺炎に焦点をあて薬剤耐性が高くなる緑膿菌が肺組織内に感染した患者に対する吸入剤を調製し、各種評価を行いました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb/46/2/46_b22-00592/_html/-char/en
ようこそ。研究テーマや研究業績について更新しました。
International Journal of Pharmaceutics 2021
(以下、内容になります)
上記の論文のFWCI値が高かったことを受け、名古屋市立大学より論文表彰を受けることになりました。FWCI(Field-Weighted Citation
Impact)値は、類似分野の論文と比較してどの程度多く引用されているかがわかる指標です。本研究論文は、3Dプリンターを用いて小児患者用のグミ製剤を作製したものになります。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0378517320311030
(以下、論文の内容になります)
難水溶性薬物を粉砕して微細化することで薬物の溶出性や消化管吸収性を改善する製剤技術が知られていますが、粉砕する媒体(ジルコニアビーズ)が摩耗し、安全面で課題となっています。本研究は、身体に安全な糖アルコールと少量の溶媒を添加して、弱いエネルギーで混合することにより容易にナノ化できる方法を検討しました。均一で小さく、かつ薬物溶出もよいナノ粒子が得られる品質管理の管理区域(デザインスペース)を実験計画法を用いて求めました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb/45/11/45_b22-00561/_html/-char/en
ようこそ。
ようこそ。
(以下、論文の内容になります)
本研究では、がん治療で生じる口腔粘膜の炎症に対する特殊なフィルムを3Dプリンターで作製しました。フィルムには、イブプロフェンとリドカインのイオン液体(常温溶融塩)が含まれています。プリンターインクの粘度、接触角、表面自由エネルギーと、フィルムの結晶性、薬物放出の評価を行いました。将来は病変部位を3Dスキャンし、病変部位を覆いかつ、口腔内の他の部分に薬物が漏出することを防ぐフィルムを3Dプリンターでオンデマンドで製造することを発案しました。
https://www.mdpi.com/1999-4923/14/9/1930:
(以下、論文の内容になります)
白板症は、舌を含む口腔内に生じる前がん病変である。外科的切除が根本的治療法であるが、QOLの低下が大きな問題となっている。その一方で薬剤による治療は確立されていないのが現状である。本研究は、以前のスクリーニングで得られたフラボノイドであるアピゲニンを含有した粘膜付着性のオーダーメイドフィルムを3Dプリンターで作製した。このフィルムは、4-NQO誘発ラット舌がんモデルにおいて顕著な発がん効果を示すことを組織切片による分析により明らかにした。
本研究は、名古屋市立大学大学院医学研究科口腔外科学分野の渋谷教授の研究グループとの共同研究によるものです。
https://www.mdpi.com/1999-4923/14/8/1575
(以下、論文の内容になります)
本研究は、大腸に到達すると効率的に薬物を放出できるような機能性ナノ粒子を考案し、そのための詳細な条件検討を行った。ナノ粒子として汎用されているリポソーム(脂質ナノカプセル)は消化管内の酵素や界面活性のある胆汁酸に弱いことから、胆汁酸をあらかじめリポソーム膜に組込んだものを作製し、リポソーム表面をpH応答性のポリマーで被覆することで大腸内環境のpHに応答性して薬物を放出できる仕組みのナノ粒子を設計した。
本研究は、イラクからの国費留学生Hamid Alghurabi氏の研究内容になります。
https://www.mdpi.com/2073-4360/14/13/2693
(以下、論文の内容になります)
これまでにない製剤のモデルとして、3Dバイオプリンターを用いて、眼球の下部に適用する眼科用パッチ剤を考案した。白内障や眼内レンズ交換手術を行った患者は、数か月間、複数の点眼薬を毎日継続して頻回投与する必要があり、現在かなりの負担になっている。パッチにはこれらの複数の薬物が含まれており、日中や寝る前に適用することで患者の負担軽減を見込んでいる。作製した眼科用パッチについて様々な製剤品質試験や抗菌効果試験を行った。
https://doi.org/10.1016/j.ijpharm.2022.121448
ようこそ。
(以下、論文の内容になります)
本研究の前半では、難水溶性薬物であるフェロジピンの溶出性を改善するためのナノカプセルの調製を行い、実験計画法を用いてナノカプセルの製剤組成の最適化を行った。後半ではナノカプセルを含有する口腔内崩壊錠を凍結乾燥法を用いて調製した。糖アルコールの種類によって物理的性質が異なる一方で、各組成のナノカプセルは安定であることを確認した。将来的にこの製剤は舌下錠として適用が期待できる。
本研究は、エジプトからの国費留学生であるAhmed H. Ibrahim氏との国際共同研究によるものです。
https://doi.org/10.1016/j.jddst.2022.103172
日本薬学会の英文学術誌であるBiological and Pharmaceutical Bulletin (BPB)において、過去5年間で最も引用数が多かった論文として当研究室の研究論文が表彰されました。
Tatsuaki Tagami, Kaori Fukushige, Emi Ogawa, Naomi Hayashi, and Tetsuya Ozeki
https://doi.org/10.1248/bpb.b16-00878
本論文は2020年に続き2年連続の受賞となりました。
(以下、論文の内容になります)
ジェネリック(後発医薬品)の開発で先発医薬品と体内吸収が同等であることを予測することは、臨床試験(人間を用いた試験)による費用と時間を大幅に軽減する点で非常に重要である。本研究は、服用した錠剤が胃で崩壊し、小腸に移行して薬物分子が血中に吸収することを考慮したin
vitro試験法を開発した。フロースルーセル法という従来の薬物溶出試験法を改良し、フィルター径を変更することで実際の人の薬物吸収を模倣した条件を作り出すことに成功した。
https://doi.org/10.1016/j.jddst.2022.103172