論文がPublishされました!(Takashima et al., Pharmaceutics 2022)

Hiroyuki Takashima,Tatsuaki Tagami,Shinichiro Kato, Heeju Pae, Tetsuya Ozeki, Yasuyuki Shibuya
Three-Dimensional Printing of an Apigenin-Loaded Mucoadhesive Film for Tailored Therapy to Oral Leukoplakia and the Chemopreventive Effect on a Rat Model of Oral Carcinogenesis.
Pharmaceutics 14(8): 1575 (2022)


(以下、論文の内容になります)
白板症は、舌を含む口腔内に生じる前がん病変である。外科的切除が根本的治療法であるが、QOLの低下が大きな問題となっている。その一方で薬剤による治療は確立されていないのが現状である。本研究は、以前のスクリーニングで得られたフラボノイドであるアピゲニンを含有した粘膜付着性のオーダーメイドフィルムを3Dプリンターで作製した。このフィルムは、4-NQO誘発ラット舌がんモデルにおいて顕著な発がん効果を示すことを組織切片による分析により明らかにした。 

 

本研究は、名古屋市立大学大学院医学研究科口腔外科学分野の渋谷教授の研究グループとの共同研究によるものです。

https://www.mdpi.com/1999-4923/14/8/1575

2022年07月29日