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設立趣旨

全国初の薬工融合による新しい教育プログラム ライフサイエンス・バイオテクノロジーとマテリアルサイエンス・ナノテクノロジー分野の「融合」

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薬学は医薬品の創成、また工学は材料・デバイスなどの創成に関わる学問分野で、両者には「ものづくり」という大きな共通理念があります。

しかし、ターゲットである「もの」の違いから、両者はこれまで独自の専門性を持って発展しており、研究・教育ともに連携の機会は必ずしも多くありませんでした。

工学の諸分野では、新規機能性物質・材料の開発研究、特にナノテクノロジー研究が近年ますます活発ですが、その中には医薬応用を指向したものも少なくありません。

また、薬学分野においても、創薬に関する新規知見が年々集積されており、両分野の融合による創薬の機会とその重要性は、今後さらに増すものと予想されます。

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このような状況のもとで、薬学・工学両分野の高度な専門研究を理解し、ライフサイエンス・バイオテクノロジーとマテリアルサイエンス・ナノテクノロジー分野の「融合」から生まれる「ナノメディシン創薬」という、全く新しい分野で活躍できる人材を育成することは、時代のニーズに照らしても極めて重要であると考えられます。

名古屋市立大学、名古屋工業大学の位置する中京地区は、古くから「ものづくり」の盛んな地域で、両大学は薬学・工学の拠点として、古い歴史と実績を持っています。

本プログラムでは、これまで名古屋市立大学大学院薬学研究科で行われてきた生命科学と、名古屋工業大学大学院工学研究科の物質工学専攻・未来材料創成工学専攻で実施されてきた物質・材料科学に関する大学院教育との融合を目指します。これにより、

  1. 材料開発から臨床応用まで、ナノメディシン創薬プロセスの全容が見渡せる人材
  2. 薬学・工学の両者に基盤をおき、多面的な視座を備えた人材

など、社会的には極めて有用でありながら、これまで決して数多くはなかった人材の養成を目標とします。

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「創薬立国」は我が国の重点施策の一つに選定されています。

本プログラムにより、創造性に富み実戦的な研究遂行能力を持ち、人類の福祉と健康・社会の発展に寄与する創薬科学者の育成を目指します。

本プログラムは名古屋市立大学と名古屋工業大学との大学間連携の実質化プロジェクトの一つとして大きなウエイトを占めており、共同大学院・連携大学院の設置など、今後の両大学の連携をさらに推進する上でも重要なステップであると考えています。

薬工融合による新しい教育プログラム

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