プログラムの内容
「薬工融合型ナノメディシン創薬研究者の育成」のプログラムの内容について。
本プログラムの内容
本プログラムの特徴
本プログラムでは、異分野融合教育の特徴を生かし、次の3段階からなる履修プロセスを設けています。
- 両大学での相互履修講義を通して、ナノメディシン創薬に必要なナノマテリアルサイエンス・ライフサイエンスの基礎的および先端的知識を習得する。
- 両大学の関連研究室への短期(1-3ヶ月)的な相互実習(インターンシップ)により異分野体験学習を行い、互いの教育・研究のコンセプト、実験技術などを理解する。
- 両大学の大学院生と教員からなる混成グループを作り、バーチャルなナノメディシン創薬を体系的に実施する総合演習を行う。
具体的な履修内容について
博士前期課程および後期課程における、具体的な履修内容は次のとおりです。
博士前期課程
すでに両大学間の包括的連携に基づいて、平成20年度より名古屋市立大学では名古屋工業大学の教員による「医薬化学」および「生命分子薬学」が、また名古屋工業大学では、名古屋市立大学の教員による「薬科学特論」が、それぞれ開講されています。
さらに、新規な相互履修共通科目として、「超分子構造・物性論」、「生体超分子システム論」、「薬物動態・DDS概論」、「センサーデバイス開発学」を順次開講します。また両大学において開講されている、様々な大学院特論科目の履修も可能です(表を参照)。
さらに相互の大学での実習(インターンシップ)を実施します。履修学生は複数教員の指導のもとで自主的に課題を設定し、少人数教育の継続的・体系的な演習の中で、様々な専門分野の手法を用いる創薬プロセスを疑似体験します。
博士前期課程では、相互の大学の関連研究室(兼任教員研究室)で1−3ヶ月の短期体験実習を行います。
博士後期課程
両大学の大学院生と教員からなる混成のスモールグループを作り、バーチャルな「ナノメディシン創薬」の全プロセスを体系的に行う、総合演習を実施します。
「ナノデバイス」、「ナノデリバリーシステム」、「ナノ分子イメージング」の3テーマを想定し、総合的な学習および技能の修得を行い、共同研究遂行能力の向上をはかります。
また、研究レポートや企画書の作成により論文作成能力を養うとともに、各種のセミナー・シンポジウムやワークショップでの発表を通して、プレゼンテーション能力を培います。