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総括代表者あいさつ

総括代表者 名古屋市立大学大学院薬学研究科 創薬基盤科学研究所 特任教授 宮田 直樹

厚生労働省はレギュラトリーサイエンスの推進による医療イノベーションの社会的調和を図るため、平成24年度より「革新的医薬品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業」を開始しました。本事業の一環として名古屋市立大学大学院薬学研究科は、名古屋市立大学病院・医学研究科と共同で「バイオマーカーを活用した分子標的薬の有効性・安全性の効率的評価法の確立」に関する研究を開始しました。

この研究では、画期的な抗がん作用をもつ分子標的薬である「モガムリズマブ(Mogamulizumab)」の有効性と安全性を評価するための新規バイオマーカーを探索するとともに、バイオマーカーを用いる新薬開発研究に必要なガイドライン作成のための基礎的な情報を収集することを目的としています。

また、この研究に関連して名古屋市立大学は国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)および独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)との連携・人材交流を行っています。この研究の成果から、バイオマーカーを用いる分子標的薬の開発研究分野で我が国が世界をリードすることを目指しています。