研究活動

 

実験機器

私達が日常研究室で使用している主要な実験機器を紹介します。
(文責:西浦久達)

蛍光顕微鏡

蛍光タンパク質を発現させた細胞の観察や、免疫染色アッセイなどに使用する顕微鏡です。写真はKEYENCEの最新のもので非常に使い勝手がよいです。


ピストン・グラジエント・フラクショネーター / バイオミニ紫外吸収モニター

ポリソームプロファイリングに使用する機器です。遠心により分画された各サンプルをフラクションごとに回収するために使います。ポリソームプロファイリングによりメッセンジャーRNAやタンパク質が、翻訳の場であるポリソームに存在するかを調べることができます。


遠心機(Avanti HP-30I、CF16RXⅡなど)

低速〜高機能・高冷却遠心機まで遠心機は必需品です。先端研究棟の超遠心機も使用します。


LAS-4000mini

発光を検出するためのCCDイメージャーです。タンパク質を検出する実験であるウエスタンブロッティングの検出等に用います。


SPD1010

減圧することで溶媒を飛ばす機器です。溶液の濃縮や乾燥に使用します。


サーマルサイクラー

精密な温度変化と制御によってポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う装置です。


液体窒素凍結保存容器

培養細胞を保存するための容器です。中には液体窒素が入っており、様々な種類の培養細胞が安全に保存されています。


ゲル撮影装置FAS3

UV照射・撮影ができるゲルの撮影装置です。DNAやRNAはエチジウムブロマイドを取り込ませることでUV照射によって検出できるようになります。PCR産物のチェックやリボソーマルRNAの検出、またメッセンジャーRNAのポリA鎖長を調べるPATアッセイなど様々な場面で活躍する機器です。


振とう器

大腸菌や出芽酵母を培養するための振とう器です。温度を一定に保ち、また振とうしてエアーレーションを行うことで適切な環境下で培養できます。


Typhoon FLA 7000

放射性物質を用いたRNAの検出に用いるイメージスキャナーです。オートラジオグラフィーを検出したフィルムの読み取りを行います。


CO2インキュベーター

細胞を培養する装置です。温度・湿度と二酸化炭素濃度を適切に保つことで細胞を維持します。


安全キャビネット + オートクレーブ

バイオハザードを封じ込めるための実験装置です。障壁とエアカーテンによって空気が外に出ないようになっています。ウイルスを扱う実験はこの装置の中で行います。オートクレーブも設置されているので研究室内でP2実験が可能です。


クリーンベンチ

無菌操作をすることができる装置です。培養細胞を扱う際は、空気中に存在する微生物が混入しないようにクリーンベンチ内で作業をします。


超純水装置

通称Mili-Q水、超純水を作るための装置です。試薬の調製などに使用する水はほとんどMili-Q水ですので、一番働き者の装置かもしれませんね。


StepOneシステム

リアルタイムPCRを行うための装置です。微量なメッセンジャーRNAを正確に定量するために必須の装置です。ノーザンブロッティングでは検出不可能な細胞内メッセンジャーRNAも容易かつ迅速に検出することができます。


低温室

研究室内にプレファブの低温室があり、タンパク質精製などの低温実験をおこなうことができます。


シーケンサー

DNAの配列を読むための機器です。共通機器ですが2台あるので、余裕を持って使うことができます。


次世代シーケンサー

一度に大量のDNA塩基配列を読むことができる次世代シーケンサーです。また、内在のメッセンジャーRNAについて、網羅的な解析を行うことができます。現在は医薬品安全性評価学分野のものを使用させていただいています。


液体シンチレーションカウンター

液体中の試料について放射能を計ることができる放射線検出器です。試験管内において、放射標識したメッセンジャーRNAが分解する様子を調べる実験に用いています。共同利用研究棟RI施設で使用します。


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