平成25年度 ニュースレター
No.16 平成25年度 受講者アンケートレポート[11/17講義分]
[掲載日:2013年12月16日]
平成25年11月17日
<薬局で実施するメンタルサポート>「精神的に不安定な患者への対応」
1.アンケート評価(4段階)
次のようなご意見・ご感想をいただきました。
2.今回の研修で薬局業務に具体的に活用できそうなことは何ですか?
- 事例検討で学んだ多方面の考え方を取り入れ服薬に生かす。(傾聴をじっくりする)
- ひと呼吸おいて、落ち着いて患者さんに対応する事。
- ロールプレイで実例に近い形にて行えた事により、実際の患者さんでも役に立つと思いました。
- 「死にたい」という言葉に対する心がまえができた事。
- 話を聴く上での段取り (チェックシート①~⑦)+TALKの原則。
- 精神的に不安定な方に対して、どういう点を注意して対応するべきかがよくわかった。自殺という言葉が出ても今後、少しは冷静に対応できるようになったと思います。
- 向精神薬の過量服用のリスクのある患者の対応。
- 自殺についての話を患者さんより打ち明けられた時。
- メンタルの患者への対応で、自殺願望のある患者でなくても、傾聴の仕方が役立てらればと思いました。
- 精神的に不安定な患者さんに接する事が多くはないが、具体的に、チェックリストの内容を踏まえて接する実践ができた。
- TALKの原則を理解することで、自身がいちゲートキーパーとして何をすべきか、すぐに思い出すことができると感じました。
- 窓口での対応に大いに役立ちます。TALKの原則。自殺の危険度。
- 精神的に不安定な患者さんに対して今まで逃げていたのかなと気付かされた。患者さんが言った事に慌てず受けとめる姿勢が大切だと思った。
- 自殺企図の患者さんへの対応が具体的に理解できた。とくに危険度のチェックリストは活用できそうです。
- Ptから自殺企図や、それにつながりかねない発言があった場合に、対応の心構えができたと思います。
- 患者さんのどんな言葉をきいても、あせらない事。取り敢えず話をきく。はっきりときく時はきくという心構えができました。
- 精神疾患の患者様、自殺企図の患者様に、慌てず逃げずに対応できると思う。
- テキストを用いてゲートキーパーの心構えを薬局スタッフで共有する。
- 自殺企図をうちあけられた時、又それ以外にも、患者さんの本心を話された時にあわてずに何を話せばいいか、少しでもわかったと思います。ゲートキーパーになれるように更に勉強したいと思いました。
- 患者さんへの対応。相談できる機関を提示できるように準備しておく事。
- なかなか経験できないメンタルサポートの勉強ができた。安全確保についての対応方法。
- 自殺についての話題から逃げないこと。
3.今回の研修で特によかったことは何ですか?
- 精神患者への対応で、実際にそういった患者様と接した時に、どの様に対応するべきかを学べたのは良かった。
- サポート機関の情報を得られた。
- 実際ロールプレイをする事によって、なかなかうまく傾聴できていない事がよくわかり、今日学んだ事を少しでも薬局業務に生かしたいと思いました。
- 事例検討三グループワークにて行った事。
- 「自殺」という言葉に対する認識が変わった。
- ロールプレイとフィードバック。チェックシート④をどうクリアするか。リスクを見逃さない。
- TALKの原則という武器・心構えが得られた事。
- 「自殺についての話題を避けない」「どうして自殺未遂をしてしまったか?」とはっきり聞いてよいという事がわかった。
- 自殺念慮の患者に「死」という言葉はタブーと思っていたが、むしろ勇気を持って話さなければいけないと知れた。
- 新しい知識(具体的に自殺するつもりなのかストレートに聞く、自殺手段を遠ざける、自殺しない約束をする等)を得られた。
- メンタルサポートの大切さ・対応の仕方が体験できて、少しでも身になったように思いました。
- 普段の指導で具体的に細かく考えて接する事の実践を学習できた。
- グループディスカッションを通して、一つのケースを皆でじっくり検討し危険度を推測するワークはとても有意義でした。
- 対応で、自殺という言葉を使ってよいという事がわかった。
- 具体的に死ぬ意図、自殺の計画を確認すべきことを初めて知った。
- 薬局では逃げたくなるような内容ですが、具体的に最後までロールプレイを通して学べたことで、すぐに明日から役立てられそうです。モデリングはとても参考になりました。
- 自殺の意志を聞き出し、具体的なプラン・実行可能性まで確認する事が大切なことがわかりました。自殺リスクを教えていただいたことで、評価しやすくなると思います。
- 「自殺考えたりしてますか」という言葉を実際に、練習ですが口に出して言ってみた事。
- 踏み込まなくて良い問題と聞くことの区別をするという先生のコメント。
- グループワーク・ロールプレイで真剣に実際に話せた事。アセスメント、自殺企図の危険度等具体的に分かりよかった。
- 自殺企図、自殺念慮の方へどの程度話を聞いて良いのか(大丈夫なのか)学べたこと。
- 自殺未遂・企図患者への対応例をロールプレイなどで実際に行えたこと。
- 自殺したいと悩んでいる気持ちを受け止めるだけでなく、自殺の危険度を把握することを具体的に尋ねる事が必要な事を講師の先生から聞き驚きがありましたが、よい勉強になりました。
- 患者の気持ちにもなれた。
- 自殺という言葉をストレートに発する事もある事がわかった。
- ロールプレイで自殺未遂の経験を話された患者さんに薬剤師として接する時にあいづちの声が大きかった。と教えて頂けた事。患者さんの心の状態、敏感になっている思いにもっと寄り添う大切さを知った。
4.今回の研修で改善したり追加してほしいことはありますか?
- 時間が伸びても良いので、ロールプレイは長くした方がよかったかもしれません。
- ロールプレイングもう少し時間を掛けられたらと思いました。若年者への対応もロールプレイングできれば良かったです。
- SGDの発表数を各1班ずつにして、ロールプレイの時間を長く欲しかった。
- ロールプレイの時、残り時間1分になったときに知らせてほしいと思いました。
5.その他ご感想やご意見があればお聞かせください。
- 一人でも自殺者を減らしたいと思った。
- 今まで深く考えてない項目ではあるが、詳細に前向きに展開の糸口がみえた。
- 薬剤師は、自分はゲートキーパーという自覚を持ち業務に臨みたいと思います。有難うございました。
- 薬剤師として精神疾患さんを守る一員となり、チーム医療や地域を支える医療人になれたらいいなと思います。
- 「メンタルサポート」に関する研修は、今まで話を聞く方式のものだけの研修会しか経験がありませんでしたので、ロールプレイを経験でき大変勉強になりました。ありがとうございました。
- 初めて講義としてお聞きしました。"自殺に踏み込む"ことの大切さを知りました。