平成25年度 ニュースレター
No.12 平成25年度 受講者アンケートレポート[9/29講義分]
[掲載日:2013年12月16日]
平成25年9月29日
「精神疾患患者の特徴と服薬指導」
1.アンケート評価(4段階)
次のようなご意見・ご感想をいただきました。
2.今回の研修で薬局業務に具体的に活用できそうなことは何ですか?
- 言葉の選択・間の取り方。
- うつの患者さんの心に接する事ができたこと。
- 患者さんの話を引き出し、ネガティブなことを話したりされても決して否定せず、肯定して気持ちをくみ取ってあげる会話はできそうだと思いました。気持ちを患者さんに寄せてあげたいと思います。笑顔で接しようと思います。
- 精神疾患を有する患者さんから、様々な事を聞き出してアドバイスをする方法が少し分かった様な気がする。自身の薬局にてロールプレーをやってみようと思う。
- 薬目線ではなく、生活・背景まで気づかって話せるといいと思う。
- ある程度患者さんの病識は理解できたが、本当の事は不明。もう少し薬の説明はどの程度したらよいか知りたい。
- 相手の話を聞く時に、間を考えてうなづくのが大切と思いました。
- ロールプレイの中で、今の自分が使っていなかった言葉で、使えそうな言葉があったので応用したい。「寄り添う姿勢」を大切にしていきたい。香月先生のロールプレイで、悩み事を患者が言った時に、次に具体的なところに焦点をあてる姿勢を是非ともやってみます。薬局に戻ってロールプレイをやってみようと思います。
- 抗うつ薬を服用している患者さんの服薬指導・対応など。
- 薬の事、服薬状況ではなく、患者さんの話を聞いてあげる事も大切なんだという事。
- 具体的な努力を認める言葉を入れる。話して下さったことに感謝の言葉を入れる事が次に繋がることがわかりました。(先生のロールプレイから)
- 服薬指導。具体的な事から聞くようにすれば、心を開いてくれそうです。
- コミュニケーションの重要性を理解した上で、服薬指導に臨むことが出来るのが有難いと存じます。
- うつの患者さんに対する服薬指導で聞き方の大切さがわかり、これからの指導に役立てていきたいと思いました。
- 患者様の話を先ず聞く。こちらの話だけをしないということを学べた。
- 精神疾患患者さんに薬以外の事で、社会の中のつながりの一つとして薬局を利用して頂く。アドバイスではなく、人と人との繋がり、大事な人間関係の一つとして会話するということ。
- 患者さんの言った言葉、例えば「つらい」を共感してから話を聴いてみる事。
- 精神疾患の人への接し方を学べたので、薬だけでなく悩みなどにも触れる事ができると思いました。
- 最近、心療内科の患者さんが多いので、こういう言葉がけをしたいと思えた。間の取り方・共感。
- 精神疾患の患者さんの対応は苦手だったのですが、今回の経験から、もう一歩進んで患者さんの話を聞き、共感する中から、問題点を一緒に考えていきたいと思いました。
- 普段の服薬指導でついついやってしまうことで改善した方がよい点を、的確に指摘してくれた点。その指摘して頂いた点を元に、一方的な指導にならないように気を付けたいです。
- ただ薬の話をするのではなく、患者さんのバックグラウンド・全体を引き出しながら話を進める、患者さんが自分の気持ちを出せるように、活用したいと思いました。
3.今回の研修で特によかったことは何ですか?
- ロールプレイで、対応の仕方について具体的イメージを持つことができてよかったです。
- 「服薬指導」をはなれての患者さんへの接し方を考えられた。
- 薬から離れて、患者と向き合うというテーマ。リカバリーという言葉を知らなかったので、リカバリーを目指し、患者さんが少しでもモヤモヤや不安を吐き出せて、社会にいだいてしまった恐怖感を取り除ける薬剤師になりたいと思いました。
- ロールプレイは自分の欠点がみえてよかった。
- 今日のように聞かれたり、話されたらどのように答えようかという動機づけができたと思う。
- こちらの考えを押し付けるのではなくて、話を聞くのが大切だと思いました。
- ロールプレイに参加できた事。「スルーされたくなかった事」を意識できるようになりたい。
- 実際の服薬指導では、なかなかアドバイスまで話が出来ない事が多いですが、お話を受けとめて聞いて差し上げること自体が重要とわかり、少し安心しました。
- 他の方の精神疾患患者さんへの投薬を聞けてとてもよかった。
- 今迄、精神科の患者に薬剤の効果を確認するのに、ためらいがあったが、患者さんの状態によってはした方がいいと感じた。
- できてる事をさがして、そのことをねぎらう。患者さんはいつも解決策を求めてるのではなく、共感を求めてるという事を再確認しました。ロールプレイで解決案をもう一度演じてみる事がこんなに効果的な事かと感じました。
- 多くの方の模擬投薬を見ることで、精神疾患を持つ患者さんへの抵抗感や言い方・伝え方のノウハウを学ぶことができた。
- 話を相手の立場に立って聞くことの大切さがわかりました。ちょっとした会話で患者さんの気分がほぐれることがわかりました。ついつい質問を早口でしゃべって、患者さんの話を聞いていなかったのではと思いました。これから、相手の目線でやっていきたいと思いました。
- まとめのロールプレイを通して、実際に、こんな言葉を聞いたら何と言葉を返すか等話し合えたこと。
- 患者さんとの信頼関係が作れることで、患者さんの社会活動の一員となれる事に気付けたことが良かったです。
- 患者さんの気持ちを具体的に学ぶことができたこと。
- 他の薬剤師の方の対応を聞くことは、自分自身の反省する機会になり、勉強になりました。患者さんをもっと観察する目を持たないといけないと感じました。
- 実際にやってみる事で、今まで自分がどの様な印象を与えていたかを客観的に知る事ができてよかった。
- 他の方々のロールプレイを見る事で、参考になることが多くありました。
- 先生のロールプレイがとても参考になりました。
4.今回の研修で改善したり追加してほしいことはありますか?
- ストレスの解消法をもう少し具体的に教えていただけるとありがたいです。
- 薬剤師といっても、忙しい薬局(忙しいとなかなかコミュニケーションが難しい)、忙しくない薬局、面の薬局、門前の薬局、クリニックの門前でDr,とのコミュニケーションが取りやすい環境、大病院の前でDr、とのやり取りのない環境など、薬剤師にも様々な立場があり、それぞれに適応した内容かどうか何か事前にわかる指標があればと思いました。
- 会話の技法の名前が挙がってくると取り入れやすいと思います。
- 今回はうつ病の患者さんについてでしたが、統合失調症や認知症の患者さんに対してのロールプレイ(対応の仕方)など。
- シナリオの設定をもう少ししっかりしていただけた方がいいのではないかと思いました。(初診かどうかだけでも決めて欲しい)
- うつ病以外の精神疾患を持った患者さんへの投薬・接し方を更に学びたい。
- 看護師さん達が患者さん役で参加していただいたのですが、いろいろお話しする機会がもう少しあると良かったです。
5.その他ご感想やご意見があればお聞かせください。
- 先生のロールプレイがすごかったです。自然な会話の中で情報をとっていくスキルを身に付けたいと思います。
- 「服薬指導」の前に「コミュニケーション」を学ぶべきだと思いました。
- ロールプレイの経験はとても勉強になります。ロールプレイをやらないとワンパターンに戻ってしまうので、積極的に参加していきたいと思います。
- 看護学部の実習はすぐに役に立つ事が多く、楽しいです!
- 薬剤師役をやらせていただいている時に、相手が本当に患者さんに見えてきました。自分も日常の業務を行っている錯覚にとらわれました。スゴイです!
- 5分あれば出来るという先生の言葉、肝に銘じます。
- ロールプレイで患者さんの気持ちに寄り添う練習や患者さんの気持ちになる大切さを学びました。
- 研修を受けて「服薬指導」の印象を変える事ができたらいいなと思いました。薬の事とその時、患者さんに必要なことなど。
- 薬剤師では気付きにくい点のアドバイスがあり、よかった。5分聞くことで始めます。
- ロールプレイは大変勉強になりました。最後に講師の先生が演じて下さったことは、大変良かったです。
- 薬剤師としてというより、一人の医療人としてどう患者さんの心の支えになれるのかを常に考えていないと、改めて思いました。ありがとうございました。
- 今日はたくさんの気付きが得られました。(薬局薬剤師のコミュニケーションも上手くなったなあと感心)患者さんが聞いて欲しい事を、きちんとキャッチできるよう心掛けていきたいと思います。
- 看護師さんがどの様に患者さんに接しているのか、患者さんの全人格を見ているのかがよくわかって、大変勉強になり、ありがとうございました。