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平成24年度 ニュースレター

No.18 平成24年度 受講者アンケートレポート[12/15講義分]

[掲載日:2012年12月27日]

平成24年12月15日 「薬物動態学の基礎と応用」
<薬の違いがわかる薬剤師になるために>

1.アンケート評価(4段階)


次のようなご意見・ご感想をいただきました。

2.今回の研修で薬局業務に具体的に活用できそうなことは何ですか?
  • 添付文書や情報収集を積極的に行っていきたい。
  • 今後インタビューフォーム等をしっかりみていきたい。
  • 飲み間違えの相談を受けることはとても多いので、数字という確実なものを患者様に伝えれば、より安心してもらえると思う。メディナビの登録。
  • 誤服薬時のシミュレーションは使えそう。
  • 薬剤師の薬物動態学10の鉄則は、学生時代のように頭をひねりたおして頑張りましたが、まだまだ理解し、活用まではいけてません。必ず復習して[4]になるようにします。副作用の機序と患者の訴えに声を拾い、SEのマネージメントをすることが大切。このことは月曜日に店舗で考えてみたいと思う。
  • 薬物動態の考え方が整理できました。もし患者さんが多く飲んでしまうようなケースで考え方がわかりました。
  • アセスメントの方法(薬物動態・副作用の考え方)の一つを学習でき、応用をできるようになれば現場で非常に活用できる。
  • 病院でのTDM業務。
  • 患者さんが服用を間違えたり、飲み忘れたりした時のアドバイスに役に立てる可能性ができました。
  • 服薬指導のその先の結果を考えるというメッセージを強くうけました。
  • 患者さんから飲み間違いの相談があった時の対応に対し、理論的に推測し、回答できるケースもあると思う。
  • 患者さんへの具体的なフィードバックにとても役に立つと思います。薬の効果がきちんと出ているか、副作用が出ていないかを薬学的に観ることができると思います。
  • 薬物動態値を見て、添付文書を読む練習をする。
  • 血中濃度測定を行わない場合のPKの考察に活かせると感じました。
  • 半減期:排泄経路を考慮した服薬指導、服薬管理を行うこと。
  • 過量投与時の対応アドバイス。
  • SEチェック。
  • レミニールOD錠の服薬について、実は今日Dr.と話をしてきました。このDr.は、患者さんの一包化調剤の薬について残薬を毎回チェックし、朝食後14日分・夕食後6日分との処方で、レミニールが朝14日分・夕6日分が毎回毎回処方されます。薬剤師としては、一包化の意義は間違えずきちんと服薬してもらう為なので、患者さんの娘さんに服薬の意義を指導しました。すると、Dr.から連絡があり、スギ薬局もスギヤマ薬局も同じ処方箋に問題ないと調剤していますよ、とのお言葉でした。今回いただいた「薬剤師のための薬物動態学」に一度、レミニールをあてはめてみて、今後どのような服薬指導をしていくか考えてみます。
  • 服用量を間違えた患者さんに対して、血中濃度の推算ができれば、現在の体の中の薬の量から注意すべき指導ができるかもしれない。
  • 患者様が誤って薬を服用した際の血中濃度を把握したり、今後の治療計画を立てるのに何をすればよいのかがわかった。2部の大津先生のおを聞いて、日頃気になっていてもDr.へ提案まではできず、副作用じゃないのかなあと気になっている患者さんが多くいらっしゃいます。門前Dr.はとてもいいDr.なので、これからは積極的に提案を行っていこうと思いました。
  • 過量服用であっても血中濃度を計算し、指導できることが分かりました。実際にやってみたいと思います。
  • 過剰服用したケースなどで(今回の例題のように)、血中濃度を推測して、Dr.や患者に提案したいです。
  • 副作用の感受性を上げる。
  • SGDにあったような、飲み間違えて相談を受けるケースは多々あるので、役立てたい。
  • 服用を間違えて過量服用している患者様の相談に、理論的に説明・対応できそうです。
  • 副作用(患者の症状)から、患者の体で何が起こっているかに思いをはせることができそうです。
  • 今日教えていただいたこと全てです。血中濃度、それに対する考え方等薬物動態についての知識を得ることができました。
  • 抗てんかん薬の血中濃度に注目して服薬指導をしています。さらに細かく患者状況や、検査頻度をみてゆき、広い提案ができるようつとめます。
  • 副作用の評価について。
  • もっと添付文書を見ます。見方を変えてみます。
  • 患者さんから間違えて飲んでしまったetc.問い合わせを受けた際、薬物動態学で、その人がどういう状態なのか、論理的に話ができ、より明確な対応の仕方や安心を与えられる。
  • 患者さんが薬を飲みすぎてしまった時に、血中濃度を計算して今の状態を知る事。
  • 実際に現実におこり得る可能性が高いと思われる演習問題そのままでした。
  • 薬物動態学のデータの活用の仕方。
  • TDMの活用。
  • 薬物動態学では副作用(腎機能数値悪化)などが出ている患者に対して、実際に血中濃度を計算して確かめることもできそうかなと思った。(Cre値なども用いて)。また副作用の早期発見のアプローチの仕方がとても参考になった。
  • 本日研修でとても多くのことを得ることができました。薬物動態を広い目で見ることができれば、一臓器だけの症状にとどまらず、いろんな作用・副作用を推測でき、一連の関連性ができました。もっと自分も自信をもって薬の動態がわかればいいと思います。
  • 飲み間違い例などに活用。
  • 飲み間違いをしてしまったが大丈夫?という質問を受けた時に根拠を持って返答ができると思います。
  • 副作用に対するモニタリング時に、どんなポイントを押えるべきかがよく理解できました。
  • 今回もまた新たな切り口から薬に関しての見方が解った。薬物動態からの裏付け、薬物治療のマネージメントから今まで以上に責任を持って、そして実践し、より患者さんから信頼され頼られる薬剤師になるよう日々自己研鑽を続けます。
3.今回の研修で特によかったことは何ですか?
  • 実際に計算をすることで、少しは理解できた。
  • 具体例について皆で検討できた事。
  • 久しぶりに薬剤学の勉強をしました。今一度、動態学を復習してみようと思います。
  • あたり前をあたり前と思わず、色々の目線でみてみたいと思う。責任がとれる喜び=信頼されている、と考えられる薬剤師となりたいと思いました。
  • 久しぶりに薬剤動態の計算にふれれて良かったです。
  • 短時間で幅広い内容の話を菅野先生から聞けた点。
  • グループワーキング。
  • 意外な薬品が非線形薬物ということを知りました。
  • 薬物動態について普段あまり深く考えていなかったので、良い復習になった。
  • グループディスカッションにより、他の薬剤師の先生方の考え方を学ぶことができて良かったです。
  • 薬の作用を理解しているつもりだったが、薬物動態・薬力学のレベルで勉強しないと、副作用の早期発見にはつながらないと感じた。再び、基礎的な事実(薬理作用、生理学)を学ぶ気になった。
  • 具体的な症例でSGDができたこと。
  • 添付文書の見方・考え方についての講義。
  • 何回もうかがっていますが、薬剤師は何をすべきかを再確認したこと。
  • 薬の動態値や患者さんのClがわかれば血中濃度を計算できることがよくわかりました。
  • 添付文書の逆読みをしてみようと思いました。
  • 大学卒業以来、薬物動態学について触れる機会がほとんどなかったですが、今回の研修を受けて、改めて大切だと感じました。添付文書を見てもなかなか理解できなかったですが、これからは今までよりも理解できそうです。みなさんと、ディスカッションできたのも楽しかったです。Dr.に提案をしたくても、薬剤師の立場では言ってはいけないのではないか、とか、Dr.の機嫌を損ねたらどうしよう…と余計な事が気になり、なかなかより良い治療計画に対する意見を言えませんでしたが、今回の講義をきいて、「薬剤師だからこそ言っていいんだ」と背中を押してもらえました。ありがとうございました。
  • インタビューフォームから情報を得る重要性が分りました。大津先生のお話しから、薬剤師が研究発表を行うという意識改革が大切であることを実感しました。
  • 名物講師の話を、生でしかも目の前で聞くことができた。
  • 普段薬物動態は必要であることはわかっていても苦手意識が強かったが、本日の講義とSGDを行うことにより、大変重要だとわかった。
  • SGDの計算。
  • 今日教えていただいたこと全てです。
  • 菅野先生・大津先生お二人の講義を聴けたこと。菅野先生の講義の中で、Dr.に提案しても改善されず、患者さんが他の医療機関を受診なさった例が印象に残りました。実際に提案をすぐ取り入れてくださらないDr.が多いので。
  • 久し振りにいつもに増してどきどきしました。刺激にもなりました。恥ずかしくなりました。もっと頭を使う日々を過ごさなければと思いました。
  • 学生の頃にしかやらなかった薬物動態学や、SEに対してどうアプローチするか、現場のptを思い浮かべながら、実際に使っていけると思った。
  • 添付文書、IFを見直してみようと思う。SEにつなげて文書を読んでみようと思う。
  • 実際に計算式を利用して、計算して数字を出すという演習ができたこと。
  • 演習を通して具体的な例を考えることができたこと。
  • 現場で有効な簡易な計算法を教えてもらった。
  • お二人の高名な先生方の講義を直接聞くことができたのは本当に有難く思った。(どちらも実際の薬局業務に活かせることが多いと思う。)
  • 2講義ともとても役立ちました。今までなんとなくしかわからなかったことも、もっと理論的にわかりやすくなりました。復習して役立てたいと思います。
  • 患者さんからの症状の訴え一つにしても、あらゆる可能性があるということを、しっかり考えることがより大切であることを再確認しました。フローチャートが作れるとよいと思います。(作ってみようと思います。)
  • 実際にSGで症例について考えた事で自分が理解できていない事が十分にわかりました。なかなかこうした研修はないので本当に為になりました。
  • 薬剤師の「責任」を強く感じる事ができました。→さらなる勉強の必要性を痛感します。
4.今回の研修で改善したり追加してほしいことはありますか?
  • 現場では、例題のような全ての数値がない場合が多いので、その場合の探し方も含めての問題もあれば良かった。
  • 薬物動態の基礎(今回の内容も基礎ですが)を事前学習してからのぞめるようにするとよいのでは。
  • 副作用マネジメントは考え方をまず学び、各部位を分け解説頂きたい(時間をかけ)。
  • 非線形薬物の演習問題も含め、もっと時間をかけたものだと良かった。
  • 症例は実証例が良いと思いました。実証例だったかもしれませんが。
  • 演習をもう2~3題できたらよかったです。
  • 理解するのが難しかったので、もう少し時間をかけて講義を受けたかった。
  • もう一つくらい演習したかったです。
  • 時間的に難しいかもしれませんが、菅野先生の講義の中で、演習をいくつか取りくませていただきたかった。菅野先生の大阪での講義に参加していますが、もう少しハードです。
  • 継続して受けていきたい。
  • もっと深くお聞きしたいので、第2弾・3弾を開催していただけるとうれしい。
  • 本日の講義の内容のようなものをもっと多く聞いてみたい。
5.その他ご感想やご意見があればお聞かせください。
  • とても勉強になりました。明日からの業務に役立てて、患者さんへの対応を変えていきたい。
  • 薬物動態ができれば、本当の薬剤師となれるかナ。むずかしかったです。
  • 薬剤師として必要なことを短い時間で学べました。上記と重複ですが使えるように努力致します。
  • できるところから、実行していきたいと思います。
  • 大変勉強になり、日々の勉強、生きた勉強がとても大切だと実感しています。薬剤師の仕事に未来を感じます。日々がんばります。
  • 薬力学に関する講義を受けてみたい。
  • インフルエンザワクチンですが、今回のワクチンは新型インフルエンザを含んでいるので、妊婦に制限があるとの事ですが本当でしょうか?
  • 現在の6年生薬剤師が処方提案などのスキルを身につけていこうとしているというお話を聞いて、非常にうれしいと共に、焦りを覚えます。実習生と共に成長していければと思います。
  • SGDの例題で薬を正しく服用しても効かない(定常状態にならない。有効血中濃度に達しない。)ものは他にもたくさんあるのだろうか?と普段考えもしなかったので、驚いた。
  • 先生お二人ともとても濃い内容の講義でした。ありがとうございました。連続3回(少なくとも)コースぐらいで聴きたいです。名古屋で菅野先生の講義を聴けて感激しました。大津先生は、毎回さすがです。元気になりました。
  • 服薬指導は目的ではないということを心にとどめ、これからの業務を行っていきたく思います。
  • 薬物動態をもっと日常的に考えられる様な"クンレン"がもっと大切だと痛感しました。
  • 今回もとても良い題で研修会をして頂き、ありがとうございました。感謝感謝です。そして、毎回の研修会への参加が楽しみです。今後共よろしくお願い致します。
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