平成24年度 ニュースレター
No.14 平成24年度 受講者アンケートレポート[11/17講義分]
[掲載日:2012年12月27日]
平成24年11月17日 「最新薬物療法講座Ⅰ」
1.アンケート評価(4段階)
次のようなご意見・ご感想をいただきました。
2.今回の研修で薬局業務に具体的に活用できそうなことは何ですか?
- 店頭で受ける相談時での選択肢が増えたと思う。(一つの相談を色々な方向から見る事が大切だという事を改めて学べたこと。)
- 添付文書通りの処方ではない時の判断の目安となったこと。
- 発熱とその随伴症状の見方の一部わかったこと。
- いろいろな発熱の種類を知る事ができた。
- もう一度、初心に戻り相互作用をチェックする必要を感じました。→処方監査時の視点を今一度見直ししようと思いました。
- 薬局店頭で発熱に対する相談に対して、判断し、アドバイスをする事が出来る。
- 糖尿病・腎機能低下患者さんはたくさんいらっしゃるので、そういう方へ投薬する際に注意すべきこととしてヒントがたくさん得られました。
- 風邪薬を服用しても、なかなか症状が良くならない患者様に対しても、今までと違った視点でアドバイスができると思いました。
- 利尿剤の使い方。
- 芍薬甘草湯の使用ケースが多いので、低カリウム血症のチェックをする。
- 具体的にありそうな症例を列挙していただいたので、今後患者さんを注意して見る必要性を再認識できました。
- 腎疾患患者の具体症例に基づいたお話で、薬剤の有効的な選択例を知る事ができた。
- 発熱についての対応・店頭での判断・薬剤の選択・隠れた病気の発見etc.に結びつくポイントをわかりやすく説明して頂いたので、店頭での患者情報収集の参考になった。
- 処方内容で薬剤師として、医師の考えを理解できず何でも疑義照会すればよい、というものではない事がわかりました。
- 偽アルドステロン症の予防と対策。MR拮抗薬の使用法の理解が深まった。
3.今回の研修で特によかったことは何ですか?
- 患者さんからの相談に対する、医療機関受診勧告の目安のポイントがかなり具体的で参考になった。(また、実際はあった質問に対する答えなども出て来て、これまでの対応に大きなミスはなかっただろうと安心もできる。)
- 発熱の見分けるポイントがとても分かりやすかった。
- Dr.の診断過程の具体例を勉強できてよかった。
- 腎臓内科での薬の使い方、薬剤処方の意図についての説明。
- 患者さんの判りやすい所見と判断を、分りやすく解説して頂けたこと。
- 「発熱」という、薬局に相談に来るケースが多いものをテーマとしたのは良かった。
- どちらの講師も症例が多い講義で、興味をもてました。
- 実際の症例を示しての説明で、わかりやすかったです。(2題ともに)
- 腎…シベノールによる低血糖の具体的な症例を知り、ふだん添付文書上でしか理解していなかったのが、とても実感をもって知る事ができました。
- 小さな指先の血腫にも、重大な病気がかくれている可能性もあるかもしれないなど、もっと患者様の小さな変化にも目を向けなければと改めて感じました
4.今回の研修で改善したり追加してほしいことはありますか?
- 薬剤熱についてもう少し知りたかった。
- 現在の薬学生はグループで症例検討を行うと伺っていますので、例えば発熱に関しての簡単な症例について、SGDをしたりしてみたいです。
- 総合内科のお話をもっと聞かせて頂きたいです。
- 症状により判断を下す過程が知りたい。
5.その他ご感想やご意見があればお聞かせください。
- 病院で、紙カルテだと検査値やレントゲン写真も見れますが、実際の調剤薬局ではカルテも見れませんし、検査値を教えてもらえない事もあります。これは今まで調剤薬局がさぼっていた部分でもあります。これからも信頼される薬剤師をみなさんでめざしたいです。
- 処方の意図や最近の動向を聞けると、Dr.へ無駄な疑義照会も防げるので有難い。
- 発熱はよく相談されるものなので、とても勉強になりました。
- 医師の先生のお話は現場の話に役立ち、うれしいです。
- セルフメディケーションをすすめていく上で、薬剤師としての判断が非常に重要であると実感しました。(バイタルサインの重要性も)
- 発熱の講義は本当に勉強になりました。薬局には気軽に相談に来られる方が多い為、薬剤師にできる判断ポイントを多く教えてもらえると、一次スクリーニングとはいかないかもしれないが、チーム医療として薬局薬剤師も貢献できるのではないかと思いました。明日も楽しみに研修を受けたい。
- レントゲンやCTの写真持ってきて、見てと言われる時があります。でも私には、本で見ても勉強しても良く判らないので、そういう見方をする講義があればうれしいです。