ニュースレター

[平成24年度ニュースレターTOPへ戻る]

平成24年度 ニュースレター

No.7 平成24年度 受講者アンケートレポート[8/19講義分]

[掲載日:2012年9月18日]

平成24年8月19日 「精神疾患患者の特徴と対応」

1.アンケート評価(4段階)


次のようなご意見・ご感想をいただきました。

2.今回の研修で薬局業務に具体的に活用できそうなことは何ですか?
  • 外見や検査では分りえない、精神患者がかかえる特徴や問題への理解
  • うつの患者さんはかなり来局されるのであらたに、初心に戻って服薬指導等したいと思いました。現実にできる範囲で質をのばしたいと思いました。
  • 患者に対する話の仕方
  • 重症な精神科受診患者はほとんど来局されないので、今回の経験は貴重でした。そういった患者さんの対応が以前よりはやりやすくなった。
  • 薬のことだけでなく患者の気持ちに共感することが大切である。話すことで楽になることはあると思う。
  • うつ病の患者さんの特徴的な様子に対して、どう話をつなげて踏み込んでいくか、きっかけのつかみ方を学べました。
  • 患者さんの気持ちに寄り添う事が大切だという事が良く理解でき、精神科の患者さんだけでなく、服薬指導時に活用できると思います。
  • 精神疾患の患者は実際にいらっしゃるので、いろいろな患者さんの状態や薬剤師の対応に考えさせられた。患者に共感して、患者が訴えたこと、聞いてほしいことは何か、聞けるような対応をしたい。
  • 共感して話を聞く、寄り添っていく事が大切だと思いました。(精神疾患患者に限らず、何か訴えようとしている方に対して。)
  • 服用を促進する目的以上に患者がなぜ服用しないといけないのかを、患者の背景も考慮に入れて服薬指導したい。
  • 実際の投薬にすぐに役立ちます。でも、精神疾患の患者さんのアドヒアランスを高めるのは大変だと思いました。患者さんのちょっとした言葉、もっと聞いてもらいたいと思っている所を見つけられるようになりたいです。
  • 自己否定している患者への対応について、個々の患者の良いところを見つけてあげる。患者ができる事を選んでもらう(提案してあげる)。
  • 服薬アドヒアランスをあげるには、患者背景等も重要であること。
  • 今のところ、精神患者さんは来局されていませんが、もし、今後、見えて時には役立てそうだと思います。
  • 精神疾患の患者さんに対する服薬指導の方法には、まず第一に患者さんの心を開かせる努力が重要であることが分ったこと。
  • 精神疾患の患者さんに対して、明日から少しは話の聞き方が変わる気がします。
  • 患者様が求めているものと、薬剤師が満足するものとの違いがわかった気がします。もっと、患者様を理解しようとする態度が必要だということがわかりました。
  • 患者さんに心の内を話していただける様に声掛けしていきたいと思いました。
  • 聞くまをもつ。将来へ明るい方向への話の転換の話術。
  • 共感はとことん行うこと。
  • 精神疾患患者さんへの投薬時におさえておきたいことがわかったので、少しでも活かすことができたらいいと思います。
  • 精神疾患の患者様への対応は難しく、ロールプレイでやってみて、自分の言った言葉がどのようにとらえられているのかが、リアルにわかりましたが、どう対処していいのかが、まだつかめなかった。
  • 今まで、うつの患者には深入りしないようなことが多かったが、今回の研修で、人によってはもっと聞いてもらうことで心が安定する人がいることがわかった。もっと患者と関わりあっていきたいと思う。
  • 精神疾患の患者さんに声掛けする場合のきっかけになる言葉を色々伝授された。また、患者さんの言葉に対して、何を聞いてもらいたいと思っているか察する事の大切さ、その時の会話の続け方がとても参考になった。
  • 薬局での"指導"は"服薬"に関することだけでなく、患者背景を知ること、共感することも大きなウエイトを占めるということ。それを意識して業務に生かしたい。
  • 精神疾患の患者に対する話法が大変有意義でした。話法の切り口・共感・答え方 ー 有効活用します。
  • 多くのロールプレイを見れて、日頃自分では、問いかけしないような所を問いかけたり配慮されていたり、勉強になった。いろいろな問いかけができるようになると、Ptとの距離も変えられる気がしました。
3.今回の研修で特によかったことは何ですか?
  • グループでのロールプレイで、他の人たちの対応を見れたこと。
  • いろいろな患者さんと薬剤師のロールプレイが見れたこと。
  • 精神疾患患者の気持ちが少し理解できた。患者に対する会話の仕方が理解できた。共感の仕方。
  • Bグループのロールプレイングの重い空気で精神的ダメージを受けたこと。そのおかげで実際の現場では耐えられそう。
  • ロールプレイで看護師さんが、素晴らしい演技力で患者さん役をやってくださったので、薬剤師役がやりやすかった。
  • 最後の演習で、話がうまくつながらなかった時に講師の先生が話を止めて、より望ましい方向に転向していけた。患者側の思いが参考になった。
  • うつ病の患者さんのロールプレイで良かった事を具体的に抜き出すことで、より具体的な対応が再度確認できました。患者さん役の方がとても上手で、たくさんのロールプレイが見れてよかったです。
  • ロールプレイで他の薬剤師の対応の仕方を見て学べた事はよかった。とても勉強になりました。
  • 今までどのように接していいかわからないことが、少しだけヒントをもらったように感じます。
  • 薬局にこのような患者さんが来られないため、わからなかったけれど、ロールプレイを行うことで他の方の良い点(具体的に)、気付いた点が知れたと思います。
  • SPさん(宮本さん)の設定と演じ方が上手く、ロープレも考えながら、見たり出来たこと。
  • それぞれの立場にあった対応が必要だと解った。場面に合った提案が必要だと解った。(ちょうどよいフォロー)
  • 話題を変えずに深く入っていくと、患者さんとしては、自分のことをしっかり受け入れてくれると感じる。
  • 精神患者さんに対する服薬指導の一つの手段として、こういう形もあるんだという事が分り良かったです。
  • ロールプレイングの患者役の学生さんが、とても上手に役をこなされたこと。
  • 患者さんの心理状態が分かった。
  • 今後の課題がみえてよかった。服薬指導の復習、見直しになった。
  • うつの患者様に対する態度、接し方のむつかしさがわかったこと。うつの患者様はとにかく、自分のつらさをわかってほしいのだと言うことがわかった気がします。
  • 薬の説明でなく共感を持って患者さんの指導をしていくことはとてもむずかしく、良い経験となりました。
  • いつも患者さんに実際によく接しておられるNSさんに直接話をきけたこと自体が貴重な経験でした。
  • 服務指導で発する言葉を、どう患者がとらえるのかを深く考えたことがなかったが、事務的な画一的な指導ではだめで、患者の気持ちに共感し、心を開かせることが大事だと思いました。
  • 看護師特に精神保健看護学を学んでいる人の活きた体験を直接受けることができて、最高でした。
  • 患者役の方々が会話を通して何を考えているのか伝えていただいて、今まで、服務指導をしていてここまで踏み込んでいいのかなという気持ちや、どのように会話をつなげていくか色々な意見が聞けて良かった。
  • 公開スーパービジョンのセッション。
4.今回の研修で改善したり追加してほしいことはありますか?
  • 今回のロールプレイ症例は当然答えはないと思うが、経験・技法豊かな看護師さんの対応をみてみたかった。
  • 服薬している薬が何なのかわからない設定だったので、きちんと決めてもらった方がよかったと思う。
  • ロールプレイとそれに対する評価だけだったので、対面の仕方や声のトーンなど、テクニックを教えて欲しい。
  • グループワークでやったようなロールプレイのお手本(のような)を見せて頂きたかったです。
  • 患者の背景を知る事も大事だが、どこまで踏み込んでいけばいいのかという線引きが難しいので、そのような事例と対策を挙げてほしい。
  • 実際の薬局業務への参考になる症例、等で研修できればと思いました。
  • ロールプレイの時間配分(前半に時間を取り、実施できない方もみえた)。
  • Dr.と合わないと訴えるPt.へのアドバイスの仕方。
  • 共感するだけで、解決方法は結局Dr.に相談して下さいという以外の方法あるか?
  • 薬の設定があるとうれしい。
  • もっともっと、看護学部の実習を受けたいです。
  • カウンセリング手法について、お話が聞きたかった。ステップ、スキル等を聞きたかった。
  • 実際に、どう接しているか、看護師さん同士のロープレも見てみたかった。
  • 家族心理教育についても知りたかった。
5.その他ご感想やご意見があればお聞かせください。
  • 最後の1時間のロールプレイは途中解説付きで、大変有意義だった。
  • 看護師さんの演技を見て、いかに患者さんをよく観察しておられるかよく分りました。
  • 共感の大切さとアプローチの仕方を学ぶ重要性を感じました。
  • 患者役の方がとても上手で、本当の患者さんに接している様にむずかしかったです。ありがとうございます。
  • 服薬指導に悩んだことなんて、ここ最近はなかったので、患者さんとの会話に困って、何と声をかけてよいかわからなくなったのは、自分の未熟さを感じた。患者に寄り添えるようなコミュニケーション能力を付けたい。
  • 自分にとって新しい知識の習得になりました。が、自分がうまく身につけることができなかったので③にしました。難しかったです。
  • 実際のうつ病患者は、自分の背景を話したがらない場合があるので、話をしてくれるまでに時間がかかると感じました。薬剤師は一方的に話はできるが、相手に話をさせる事の能力が不足していると思う。視点が服用させる事のみになりがちになっている。
  • スーパービジョンで、投薬の流れを止めて、みなで考えて…、というやり方は、とても勉強になりよかったです。
  • 他の職種の方の話はいいですね。
  • 先生の患者役が大変上手で感心してしまいました。ありがとうございました。
  • 体験型の実習はとても役に立ちました。
  • 現場で時間に追われる中と、研修で時間をとり対応(よい)を学ぶ中で、その折りあいの難しさを改めて感じました。
  • 答えは一つではないという事がわかった。薬剤師以外の方のお話は大変有意義であった。
  • 実際に困っていたテーマだったので、とても勉強になりました。
  • お手伝いの院生の方のリアルな患者役に感動し、実際の患者がどうとらえているのかが聞けて大変参考になりました。大変重要な課題を与えられました。
  • 新しい薬剤師像を考えさせられる研修だった。
  • この様な患者様は私の薬局に多くいて、実は漢方薬の相談を受けるので、私はそちらから患者様をささえる事もあります。ただ、次々薬を出すのではなく、漢方を通して患者様の心を垣間見る事をして、それを五臓にあてはめて、お薬を出します。
ページの先頭へ