フォトジャーナル

 

研究室・行事レポート

No-015 尾上先生の論文

[2022年11月/担当:中北 侑希]

尾上先生の研究成果が、米国科学誌Cell Reports誌に掲載されました。

本論文では、第3世代のシークエンス技術であるナノポアシークエンサーを用いてmRNAのポリA鎖長を解析する実験系を新たに開発し、(1)リボソームタンパク質mRNAの3’末端ポリA鎖が長いほど、その翻訳(タンパク質合成)の活性が高いこと、(2)リボソームタンパク質 mRNAのポリA鎖がアミノ酸飢餓時に伸長し、これがアミノ酸飢餓回復時のリボソーム生合成と速やかな翻訳再開を可能にしていること、そして(3)RNA結合タンパク質LARP1が、リボソームタンパク質 mRNAのポリA伸長を制御していることを証明しました。