フォトジャーナル

 

研究レポート

No-008 国際学会参加 4h Zing Nucleic Acids Conference

[2014年12月5日—9日/担当:福島]

2014/12/5~9 にメキシコのカンクンで開かれた核酸,遺伝子一般をあつかう学会に出席しました. ノーベル化学賞受賞者のThomas Steitz氏を始めとする各分野の重鎮の並ぶ中で広い範囲にわたる質の高い発表を聞くことができ,特に翻訳, DNA修復, RNA代謝, リボザイムについての話が印象に残っています. また研究室の文献紹介で論文を参照したことのある Max Planck研究所の Elena Conti氏が exosomeについての発表をされていたことも記憶に残ることでした. 個々の発表をみても反応機構から相互作用,発現変動,分子構造まで広い範囲をカバーして一つの発表に盛り込んでいる人が多く,規模の大きな研究グループが参加していることを感じさせられました. またプレゼンテーションの表現面でも3Dの動画や音楽を多用するなど,表現することに対しても大きな力を注いでいるようで,見習いたいと思ったのですがなかなかそこまでの手間は取れないのが今の現実です. 発表といえば私もポスター発表に参加しました. 自分の英語にはかなり不安があったのですが興味をもって質問してくれる方もあって, なんとか受け答えして理解してもらえたようです. 言葉が下手でもこういう場では相手が親切ですからやり取りしていれば何とかなったようです.

あとはプログラムの後ろの方でTシャツ販売の宣伝があったのですがそのシャツには
"IMPOSSIBLE IS NOT A SCIENTIFIC TERM"
とか

"BELIEVE YOU CAN AND YOU'RE HALF WAY THERE"
と書かれてまして,とにかく内容と言いシャツの文と言いサイエンスとはタフな物だと身にしみる学会でした.