フォトジャーナル

 

研究レポート

No-006 癌抑制遺伝子産物Tobによる学習・記憶の制御メカニズムを解明

[2011年2月21日/文責:岡本 淳志]

 当研究室では、通常のmRNA分解開始のメカニズムを明らかにしてきましたが、 そのなかで癌抑制遺伝子産物TobがmRNA分解の開始を制御していることを見出しました。 Tobは細胞増殖や細胞周期の制御、骨や精子の形成から学習・記憶に至るさまざまな生物活性をもつことが報告されてきましたが、 今回私達は、Tobによる学習と記憶の制御メカニズムの一つとして、グルタミン酸受容体の発現制御を明らかにしました。 Tobは、グルタミン酸受容体のmRNA(ポリA鎖)分解を制御することで、学習と記憶の制御にはたらくと考えられます。

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