2-2) Pharmacy (in Supermarket)
Pharmacy (in Supermarket)  今日は、スーパーマーケット内にある薬局を案内してもらうことになった。日本の大きな薬局では食料品等を販売しているが、こちらは本当にマーケットの中に調剤薬局が置かれている。常備している医療用医薬品の種類は約1000種類以上。市販薬(OTC)の数は聞き忘れてしまい、
スーパーマーケットの一画を占めていることもありその数は多かった。
患者さんに薬が手渡されるまでのシステムはほとんど日本と同じであった。
まず、患者さんが処方箋を持ってカウンターにやってくる。処方箋を見て薬剤師または、テクニシャンが調剤する。その間、患者さんはマーケットで暇をつぶしたり座って待っていたりする。
調剤が済むと、薬剤師が監査をする。それが終わると、患者さんの手に薬剤が渡る。またRefill(日本の場合、薬局でもらった薬がなくなると再度医師から処方箋もらい薬局で薬をもらうが、アメリカでは一度診察を受けたら薬剤の変更がない場合には医師の診察・処方箋なしに直接薬局で薬を薬局で受け取る事ができる、というシステム。Refillは4,5回行う事ができ、その後は医師の診察を受けて処方箋を受け取る)その場合、患者さんが残り少なくなったタブレットあるいはカプセルのボトルを薬局へ持ってきて、薬剤師またはテクニシャンがボトルについたバーコードをパソコンで読み取り、Refillの回数や薬剤の
種類、数を確認する。それを調剤、監査後、所定の用紙に患者さんが所定の用紙にサインして薬が渡される。日本の薬局と異なっている点として、FAXは使用していない。つまり処方箋のコピーを見てあらかじめ処方しておくことはしないのだそうだ。
薬を受け取ることが出来るのは患者さんにとってかなりの利点である。まず、病院に行く手間が省ける。診察料の支払いもない。
そしてこの薬局に関していえば、マーケット内にあるということも大きな利点であると考えられる。買い物のついでに薬も取りに行く事が出来るのに対し、日本では薬局にわざわざ行かなくてはならないという印象が強い(たとえマーケットが近くにあったとしても手間だと感じる。むしろ薬を受け取るついでに食料品か何かを買ってもらうという感じがする。しかし最近では日本でもマーケット内に薬局を置いているところも増えてきている)。 ここでなぜFAXを使用していないかに思い当たるのだが、アメリカには粉薬がなく、薬はボトル単位で手渡されるため調剤にそれ程時間がかからない。
そのうえ買い物の間に調剤が終わってしまう。そのため、FAXを使う必要はないのであろうと思われた。
このpharmacyの見学で日本にもRefillのシステムを取り入れてほしいと感じた。また、マーケット内に薬局を置くところがもっと増えればと思った。