2-1) Pharmacy (in USC)
アメリカにおける医療の風景  USC構内の薬局を見学させて頂いた。その開局時間は月曜日から金曜日の9時から18時であった。
その職員は薬剤師が2人、調剤補助をするテクニシャン1人と学生1人レジ等の店内業務に携わる店員3人で
あった。
ここの薬局の1日取り扱い処方箋枚数は200-250枚であり、調剤、OTCの他トイレットペーパーや化粧品も取り扱ってた。薬局の調剤において、調剤後の薬品は一ヶ月ほどであればとっておくのだそうであった。取りに来る患者が多いため、調剤済みの棚(患者氏名のアルファベット順)が設置されていた。
また、薬剤師だけができる事であるが疑義照会後変更があれば、その電話で聞いた内容を薬剤師が確認していた。つまり、医師が書き直す必要はない。また、薬局のサービスについてであるが、初回の来局患者にはアレルギー歴や薬歴等を一通り尋ね、コンピューターに入力していた。
 フリーサービスではないが、ツベルクリン反応や、糖尿病・高血圧・骨密度・ コレステロールについての検査、風邪のワクチン注射等も取り扱っている。結果次第でビタミン剤をすすめたり、医者にかかることをすすめたりしていた。
このうち血中コレステロールの測定について見せて頂いた。聞き手の逆で測定していた。左手の中指であった。出始めの血は測定しにくい為、一度出た血を拭き取りその後で出てきた血を測定に用いるよう
だった。
コレステロール、HDL, LDL, TGについて5分ほどで測定可能であった。よければ5年くらい検査しなくても良いが、よくなければ、運動やビタミン剤などを勧めるとの事であった。